10月1日(火) アルバム全曲解説「アズミ」編

2017年の冬に「永遠に、たまに」レコ発ワンマン、2018年は秋田ハイコーフェス、のみでライブを全然やっていない。
そしてまたアルバム録音の準備を進めてて、ライブ予定が無い。
ライブしてないから、勝手に活動休止したバンドだと思ってる人もいるみたいですが、そんな事は無くて、ちょっと変わったやり方かもしれないが、本当に大丈夫なので、色々もう少しお待ちを。

こんな状態ですが、通販でアルバムを買ってくれる人がちょこちょこいて嬉しい。
今までレテパのメンバーだった人達は嫌と言うほど知ってるでしょうが、このバンドはアルバム作りに重きを置いている。
いつかバンドが解散しても、俺が死んだあとも、アルバムはずっと売り続けてほしいし、自然とそうなるレベルの物を作らなきゃ、とやっています。

と、いうわけでライブもしてないバンドですが、アルバム聞いてみたいな、と思ってもらいたいので、過去の4枚の収録曲からランダムに解説していこうと思います。

※僕のレテパシーズのアルバムは、俺の歌をみんなでバンドアレンジにしてやってます。
アルバムの為に歌を作ったりしてるわけではないので、収録曲の出来た年代はバラバラです。
気になる方は「歌詞」のページに各歌の出来た年が載ってます。

※「過去の4枚」と上記にありますが「僕を殺せるのは僕だけさ」をファーストアルバム、としています。
その前に出した「ぴりぴりのファースト」は廃盤です。(回収を頼んでもまだ販売をしてくれてる所があるみたいですが。)

前置き長く、すみません。

それでは、

アルバム全曲解説「アズミ」編

「アズミ」

8年前の10月1日 161倉庫であなたをはじめて見た
あれからもうそんなに経ったのか それしか経たないのか 日によって違うけど

あなたは今夜もどこかで歌っている 僕はそれを布団で聞いている
あなたは夕方 バスに揺られている 僕はソファーで揺れを感じている

夕焼けを何百回? 朝焼けは何千回? 見逃している僕は年もとらないで
夕方 バスは夕日を見せるため あなたを揺らしている あなたは年をとる

8年後の11月 横浜へ久しぶりにあなたを見に行ってみたんだ
変わらないのは輝いている目だけ 木のような人だな 旅は風がするよ

恋人は何十人? 流れ星は何百個? 見逃している僕は年もとらないで
海風は木々を揺らしている あなたを揺らしている あなたは年をとる

さよならは何千回? 思い出すの何万回? 見逃している僕は年もとらないで
思い出は夜をぬらしている あなたをぬらしている あなたは年をとる

明日もバスは夕日を見せるため あなたを揺らしている あなたは年をとる

 

なんでこの歌から解説するかと言うと、冒頭の歌詞が「8年前の10月1日~」なので、先程思い立ちました。今日10月1日なので。
4thアルバム「ブルースマン」に収録されています。
「ブルースマン」発売が2019年だったので、何も知らずに聞いた方は8年前を2011年と思ったかもしれません。
この8年前は2000年の事なので、歌が出来たのは2008年という事になります。
「8年後の11月横浜へ~」の横浜は確か、サムズアップだったと思います。
それまでも何回もAZUMIさんのライブには行ってましたが、このライブの時に初めてちゃんと話したのでした。(理由はブルースマン歌詞参照、この歌はアズミさんの事を歌ったわけではないけれど。)
高校生の頃からファンでした。初めて見たのは札幌の161倉庫でした。アズミさんの「VOLUME6 1999-2000」が出た頃です。その時の前座でHMJというバンドが出ててRCの「お墓」を歌ってました。初めてCDを買ったのは苫小牧のレコード屋ウエストで「ブルーズのいいなり ロックのどれい」でした。等々。

苫小牧のレコード屋ウエスト。
今あるのかは知らないが、俺の人生はここで転機を向えた。(一度しか行った事ないが。)

簡単に書くと、阿部薫、エリックドルフィー、チャーリーパーカー、とアルトサックス奏者達に夢中だった北海道岩見沢緑稜高校三年の俺は、彼らのように第一言語をサックスの音色にすべく、全てをアルトサックスの練習に捧げていた。
が、その頃母親がハマっていた友部正人の歌を聞き、サックスはほうり投げ、歌を歌い出した。(この頃の事は長くなるからまた他日。ちなみにライブスタイルはBSフォーク大全集で見た友川かずき、の影響をかなり受けた。座って、譜面台見ながら、酒飲みながら。これも母が録画してた。全て母のせいだ。)
学校は両親と担任と「退学せず卒業する代わりに、出席日数ギリギリ以外は連絡無しで欠席遅刻早退全て自由。」という密約を結んでいた。
が、学校祭は2日とも出席扱いにならないと「行事」の単位が足りなくなるから、やむなく最後まで出席。
体育館のステージでは19、ラルク、ミッシェル、椎名林檎、ハイスタ、ドラゴンアッシュ、と世紀末のJポップが盛り上がっていて、退屈な俺はウォークマン爆音で友部正人、豊田勇造、シオン、たま、ポーグス、シバ、どんと、浅川マキ、なんかを聞いていた。

その帰り道、エリックドルフィー「AT THE FIVE SPOT Vol.1」の一曲目「ファイアーワルツ」で客のザワザワからの「たららたったた、、、、たらったたーたらったたーたらったたーた、パラリパララー」でもう爆発し、大好きな星野道夫さんの影響もあり旅気分が押さえきれなくなっていて、そのままママチャリで旅に出た。

何日か北海道をあてもなくさまよい、苫小牧にフェリー乗り場があったのでそれに乗り、大洗という所に着き、地図(スマホどころか携帯も持って無かった。嫌いで。)を見ると、東京まで一日で行けそうだったから、東京の祖父母の家に向い、そこで2週間位暮らした。
上石神井に住む親戚の某有名劇団の脚本家を訪ねたら、ガットギター(初代ナカデギター)をくれたので、弾いてみたら「僕の頭が火事になったら」という歌が出来たので(初めて出来た歌だ。)遠藤ミチロウ著の「音泉map」という本に載ってた「アピア」「マーキー」「稲生座」などのライブハウスに、出させて下さい、と、緊張を隠そうと飲めない酒で勢いをつけつつ頼みに行ったが、全て門前払いで、失望感満載で東京を後にし、また大洗から苫小牧行のフェリーに乗った。
フェリーに乗りながら考えてたのは、恋の事と卒業後の進路の事だろう。
進路は担任には「アルトサックスを独学で吹いていくので、進学も就職もしない。」と伝えてあったが、気持ちは完全にアルトから歌に変わっていて「僕の頭が火事になったら」を歌ったら、ライブハウスの人達が「すごい!天才だ!」とか言ってくれて「春一番」とかに出させてくれて、フォークの先人達からちやほやされて、後はなるようになる、と考えていたので、東京のライブハウスの店主達の冷ややかな反応が信じられず、絶望した。
フェリーを降りて、さてこれからどうしよう。あ、音泉マップに苫小牧のレコード屋が載ってたな、と思い寄ってみると、全商品試聴できるという素晴らしいお店。
で、AZUMI「ブルーズのいいなり ロックのどれい」に出会う。
セイコーマートで札幌タウン情報(イベント情報誌)を立ち読みすると、2000年10月1日札幌161倉庫「AZUMI」の文字を見つけ、行く。
その時に店主の御曼KCにデモテープを渡し、KCさんはそれをいきなりAZUMIさんの出番の前のBGMにかけやがって、俺は緊張のあまり倒れないように飲酒で気分をごまかし、どうせまた冷たくあしらわれるのかな、と思ってたら、拾ってくれた。
そこから始まりました。
卒業後は161倉庫のそばのアパートに住み、色々あって、今日に至ります。

PS.演奏面では、高野京介はこの録音でのアコースティックギターの演奏が、自身初のアコギ録音らしい。
使用のアコギは「YAMAKI 型番不明」でこれは「MOON PALACE」店主ホンダに貰ったギター。良い音。
「恋人は何十人~」あたりのベースが飯田裕曰く本人のベストプレイらしい。確かに素敵。

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