歌詞


ロックンロールⅡ

ラララ・・・
人間が作るロックンロールに嫌気がさしてきた

ラララ・・・
人間が歌うロックンロールが邪魔になってきた

君は僕が終わってると言った
ありがとう 僕は知らないうちに始まってたんだな

君は僕が嘘つきだと言った
ありがとう 僕は一度位は本当だったんだね

ラララ・・・
2017.11.20 ケンカの時の歌

ラララ・・・
お前の知ってるロックンロールはロックンロールじゃない

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古本

サンデーがマンデーに変わる その頃に
外の服のまま とりあえずベッドへ

古本屋 ワゴンの 日に焼けた漫画の
1ページ 1コマの片隅のワンシーン

キスをする 笑う 抱きしめる 
笑う 手をつなぐ 生理だからここまでで

目を見つめ 笑う 猫が来る
笑う 猫退ける 生理だからこのままで

捨てられる このままじゃ 売れない古本 
だけど 一度は 誰かが読んだんだな

キスをする 笑う 抱きしめる
笑う 手をつなぐ 生理だからここまでで

目を見つめ 笑う 猫が来る
笑う 猫退ける 生理だからこのままで

捨てられる そろそろさ 売れない古本
だけど 一度は 誰かが読んだんだよ

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永遠に、たまに

いつでも何かを忘れてるような
大切な誰かを置いてきたような
でも 永遠に、たまに

流れ星 最後に光ってるような
三回も願わずに 一回でいいよ
ただ 永遠に、たまに

雨水で出来てた 透明な海も
少しだけ過ごした 透明な君も
ほら 永遠に、たまに

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ラブソング

ビルも車も四角だから 空を見上げただけ
君と過ごした五年間 歌が出来なかったのが

君に対するラブソングだと 僕は思ってた
死にたい気分の時だけ 歌は出来たから

君と過ごした五年間 歌は出来なかった
君と過ごした五年間は 悲しくなかった

月も星も遠くなって 君の手をつないだ
君と過ごした五年間 ギターを弾かなかったのが

君に対するラブソングだと 僕は思ってた
死にたい気分の時だけ ギターを弾いていた

君と過ごした五年間 ギターを弾かなかった
君と過ごした五年間は 悲しくなかった

はげしい雨のその中で ハードなレインの真ん中で
君とキスをした 傘はいらなかったのさ

君と過ごした五年間 空を見なかった
君と過ごした五年間は 悲しくなかった

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深海

ここは昔 深海だったから アンモナイトの化石がとれるんだ
三笠市立博物館の窓から 潜水艦みたいな ぶ厚い窓から見てる

無音の雪はあの頃の海だね
無音の雪はあの頃の様だね

深海 僕にはなぜだか懐かしい
なんでだろう さようなら 全部

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ロックンロール

高円寺の北口のアコムで金を借りて出た後
ビルの入り口の有線が歌う 古いロックンロールを

聞きながら厚着の師走の北口の人達を眺める
人も鳩も噴水も車もみんな同んなじに見えた

「美しいな」と呟いたのは誰かの霊だろ
だけども僕も同感で嬉しくなってきてる

有線の2曲目もやはりロックンロールで
知らない外人が僕を美しくさせた

借りた金も金はやはり金で金が有る気になる
久しぶりに本物のビールを飲みながら聞いてる

ああ、ロックンロールなんて 始めた気も無いし
続ける気も無いけど やめる気も無いね

「ざまあみろ」 英語だとなんつーの? 「Let`s go」

3曲目もやっぱり古いロックンロールで
僕が思う事は知ってる事ばかりだ

忘れてたわけではきっと無いんだろうけど
久しぶりの再会で涙が溢れるだけ

高円寺の北口のアコムで金を借りて出た後
ビルの入り口の有線が歌う 古いロックンロールが

もしもいつか「あなたにとってロックとはなんですか?」という
バカなインタビュアーに僕が答える適当な答え

「ざまあみろ」 

「Let`s go」

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17

セブンティーン その日 外は大雪で僕はカーテンの向こう 外ばかり見てた
セブンティーン 別に晴れても雪でも 外ばかり見てたから 変わりはないけれど
その日は朝から雪の色しか見なかったので あなたの絵の色が痛いよ
世界中の人からさ 死ねと言われた気がした 誰も殺してはくれないのに セブンティーン

セブンティーン 満員の教室と今、同じ感覚で外だけを見てる
セブンティーン 僕は慣れてしまったよ 満員の電車から外だけを見てる
授業の途中でさ 教室から逃げたよ 図書室へあなたの絵を見に行く
はじめての時は少しとまどったけれど 今は慣れてしまえたんだな セブンティーン

セブンティーン その日 外は大雪で僕はカーテンの向こう 外ばかり見てた
満員の教室から図書室へ 渡り廊下を渡る時も 雪だけを見てた
その日は朝から雪の色しか見なかったので あなたの絵の色がつらいよ
世界中の人からさ 死ねと言われた気がした だけど誰も殺してくれないな セブンティーン
僕を殺すのは僕だけさ セブンティーン
僕を殺せるのは僕だけさ セブンティーン

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ホープちゃん

片手の無い猫が僕の手をなめて 顔をずいぶんとすりつけてくるから
なんてかわいいんだと思って しばらくそのままやらせておいたんだ

動物病院で働いていた頃 休憩時間にオリから出して
毎日5分だけ 患者が来るまでその猫と遊んでいた

そしていつも僕の手をなめては 手の無い方のさ 顔だけをさ 僕の手にすりつけてきてた
ぼくはただもう嬉しくて「ありがとう」とか「愛してる」とか思った事を言っていた

だけど今思えば手の無い方の顔を洗えないから 僕の手を使って洗っていただけなんじゃないの?

その証拠に今思えばいつも さんざんなめてすりつけたあとには
手のある方の顔をずっと自分で洗っていたもんね

だまされてたんだな でも いい時間だったな

僕が来ないと洗えない 片方のさ 顔だけをさ 僕の手にすりつけてきてた
僕はただ何も知らなくて「ありがとう」とか「愛してる」とか思った事を言っていた

だけど今思えば確実に手の無い方の顔を洗っていただけなんだよ 絶対

その証拠に君の顔は手のある方は白いけど
手の無い方は言いづらいけど どうあがいても黄ばんでいたもんね

だまされたけれどさ 愛しているよ 今も
だまされたけれどさ それで生きてこ 僕は

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ていくいっといーじー

その日かなり卑屈に 君の笑顔を見た
夜は重なり合ってる 昔も今も未来も全て

僕はここがどこなのか わからないよな気分でデート中
路上の少女が歌う「世界を変えたい。」って歌詞の前 通過中

ていくいっといーじー 世界を変えるなんて
ていくいっといーじー バカな事を言うんだな
ていくいっといーじー 変えるどころか世界は全部
ていくいっといーじー 君が作ったんだよ

バカ 君の責任さ

ゴッホの絵のようだ ゴッホの絵のように見えるんだ
街も人もあのこも 飛び降りるあの光の感覚も
油絵の具の中さ ずっとそう感じていたんだ
油絵の具の海で ずっと僕見ていたんだよ

ていくいっといーじー 夜が長すぎだな
ていくいっといーじー 早く帰ればよかったんだよ
ていくいっといーじー 「でも眠ったら朝だ。」なんて
ていくいっといーじー 世の中に慣れた人のセリフ

「でも僕また起きたらゴッホ。」笑

ていくいっといーじー 世界を変えるなんて
ていくいっといーじー バカな事を言うんだな
ていくいっといーじー 変えるどころか世界は全部
ていくいっといーじー 君が作ったんだよ

僕が作ったんだよ 全部

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やさしい人

死にかけの猫が 笑う時にだけ
愛を感じる 君の事が好きだよ

海や山には連れて行けないけど
歌を歌うから 聞きに来ておくれ

夜になったら 月が出るように
朝になったら 人が歩くように

あたり前の事 君の悲しみは
ずっと続くんだ 君が君ならば

傘をさしたら君はぬれないけど 街はぬれるだろ?
街がぬれると君は悲しくなる 傘をさしてても

さっきまでベンチにいた誰かが消えているように
ちゃんと風景になれてるね 君は やさしい人だから

死にかけの君が 笑うのを見たよ
愛を感じたよ 僕の事も好きだよ

傘をさしたら君はぬれないけど 街はぬれるだろ?
街がぬれると君は悲しくなる 傘をさしてても

さっきまでベンチにいた誰かが消えているように
ちゃんと風景になれてるね 君は やさしい人だから

死にかけの猫が 笑う時にだけ
愛を感じる 君の事が好きだよ

死にかけの君が 笑うのを見たよ
愛を感じたよ 僕の事も好きだよ

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ハローグッバイファックユー

バカにされたのに 僕は今も歌っているね
ハローグッバイファックユー でも水田の光

バンドをやめて君は何をやめれたのかな?
ビリーブアイラブファックユー あいつらくらい消せたかい?

水飲み場の虹を僕は今も作っています
それを仕事にできないのが 今一番の悩み

ワンダーランドで育った 君の歌がワンダーで
何が悪いんだミステリー 歌詞だけは直すなよ

何もかも絶望をして 君が降りたバスは
何もかも絶望したまま 変わらず行くのだ

さんざん笑って作った あんな夏の一日は
いつでもまた作れるから ためらわず壊そうぜ

バカにされたまま 僕は今日も歌っているね
ハローグッバイファックユー でも前方の光

夜の海を超えて君はロマンチックな空へ
だけど夜の海の冷たさの中だけに俺を思い出せよ

何もかも白紙にして 君が降りたバスは
何もかも白紙にしたまま 変わらず行くのだ

さんざん泣いて作った こんな冬の一日は
いつでもまた作れるから ためらわず壊そうぜ

さんざん笑って作った あんな夏の一日は
誰でもすぐ作れるから ためらわず壊そうぜ

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サマー

風が吹いたら 猫が目を覚まし
夏のニオイを 目を細めて嗅ぐ

いつのまにかさ 悲しい日々が
ずっと続く事も 消えてなくなった

夏の空を見た時に 思う事は変わったけど
夏の空を見る事は 変わらない僕です

海を見に行く 電車に乗って
君の手をつなぎ 早起きするのさ

どうしたんだろ 悲しい雨が
止まないどころか 降る事もないよ

夏の海を見た時に 思う事は変わったけど
夏の海を見る事は 変わらないようです

僕の事を変わったねと 言う人が沢山いるよ
変わったのは心だけ 僕は変わらないのに

夜になったら 猫が目を覚まし
テーブルの下で 眠そうにしながら

僕が眠るまで 起きているんだ
こんな日々が 続けばいいのにな

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見知らぬ青年との会話

世界が終わるから 後悔ないように
生きて下さいと いきなり言われたが

この世界が終わっても 終われるものなんて
何一つもないから 僕は大丈夫です

そう答えたら その青年は
どちらかと言うと 嬉しそうでした

なあ 見知らぬ青年よ 世界が終わっても
終わることなんて できやしないんだよ

死んでしまっても 生きてしまっても
終わることなんて できやしないんだよ

で、気分のよくなった その青年は
あなたにとってジャズとはなんですか?と聞いてきた

JR南武線の久地駅から津田山駅の
進行方向の左の窓から見える

歩道の横に張ってある青い金網の鉄線が
各駅停車のスピードで僕の脳みそに刺さっていく

あの感覚が僕のラッパの音なんです、と答えたら
青年は満足そうに街へ消えてった

青年よ お前の恋がうまくいくといいな
もうちょっとオシャレにして 会話も選べよ

僕は今日あのこに会える ただそれだけで
ブルーハーツのファーストみたいさ

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クエスチョンアンサーブルース

夜には街灯のブルーを探し
昼にはかわいい猫を探す

その時は夜だったから 街灯のブルーを探していたら
あの子がやって来たから 君は恋に落ちたんだな

「そうだな?」「そうだな?」「そうなんだな?」
「そうだよ。」

夜には街灯のブルーを探し
昼にはかわいい猫を探して歩く

あの海は昼だったから かわいい猫を探してた時
あの子が横にいたから 君は恋に落ちたんだな

「そうだな?」「そうだな?」「そうなんだな?」
「そうだよ。」

夜には街灯のブルーを探すだけ
昼にはかわいい猫を探すだけ

街灯のブルーが死にそうなくらいキレイだった時
あの子と出会ってしまったから 君は恋に落ちただけ

「そうだな?」「そうだな?」「そうなんだな?」
「そうだよ。」

そしてあの子がいなくなったこの世界で
夜には街灯のブルー 昼にはかわいい猫を探せよ

「うん。」

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夜に名前を

夜になっても南からやって来た雨雲は終わらずに
引っ越しの最中の君の部屋には まだ何にも置いていないから

来ないガス屋を待つ 留守番の僕は
窓の外にずっと続く送電線と
雨の夜を走る電車を眺めてたら
こんな夜に名前をつけようと思ったんだ

ちょっと長いけど 以下名前

「誰かからの悲しみを悲しみのまんま
誰かからの憎しみを憎しみのまんま
誰かからの喜びを喜びのまんま
誰かからの愛を愛のまんま
次の誰かに渡すのが人間だけど
僕の友達はそれができずに病気って医者に言われて
国から毎月数万円もらってるけど
そのどちらにもならないで
悲しみも憎しみも喜びも愛も他の誰にも渡さずに
歌を歌うのが天使なんだから
歌手っていうのは天使って事なんだと思うんだ。」って名前にしよう

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君の思い出

君の悲しい思い出を 浅草の食堂で聞く
君の旅行の写真を 神楽坂の喫茶店で見る

梅雨の始めの日に 薄曇りの日に
アジサイの始めと バラの終わりに

君のおじいさんの話を 江ノ島の崖の上で聞く
光と雲の呼び名を 江ノ島の崖の下で聞く

夏の終わりの日に 君のとなりで見た
知らない町の明かりや リンゴ畑を

君の小学校の話を 東高円寺で聞く
悲しみも喜びも 遠くを見ながらね

キリストの生まれた日に 下北沢で見て
大丈夫な気がした 関係のない事さ

君の思い出を聞く 僕の目玉は
いつも遠くを見てて そこで会ってた

そこで会ってた そこで会ってた

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ブルースマン

どんなに飲んだって酔わないね
いつもはあんなに酔っぱらうのに

風が吹く時だけ歌いましょう
だけどいつだって風は吹いてた

君はブルースマン 僕の友達
あの頃の事を思い出したよ

君の歌が終わったら 誰とも話さずに
店を出よう 街が美しいだろう

すぐに出よう 街が美しいだろう

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ヨモギネコのチヨ君

春の日射しの中で死ねる猫は幸せか
春の陽気で酔っぱらい そのままいなくなった

ヨモギネコのチヨ君 ヨモギネコのチヨ君

といった感じの歌が 早く帰って来ないと
シンガーソングライターの僕は どんどん出来ちゃうから

早く帰って来いよ ヨモギネコのチヨ君

札幌で生まれて2年半 川崎は6年間
雪解けの春は忘れたか? もちろん覚えてるよな

ヨモギネコのチヨ君 ヨモギネコのチヨ君

といった感じの歌が 早く帰って来ないと
せっかちフォークシンガーの僕は どんどん出来ちゃうから

早く帰って来いよ ヨモギネコのチヨ君

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東京の空で

久しぶりの雨のおかげで 東京の空も
僕が見続けた空みたいに 遠くまで見える

君の住む夜の校庭も ハッキリと見えた
すぐに君は横にやって来て 僕の手をつなぐ

いつだって その手を離すのは僕の方からで
そのたびに ちゃんと君は悲しくなってた

今 僕が毎日少しずつ悲しくなるのは
あんな時に君みたいに ちゃんと過ごさなかったからさ

雨上がりの透明な街 東京の空は
僕の知ってる空みたいに 何もかも見える

君の住む夏の市営バスも 思い出すというより見えた
すぐに君は僕のとなりの席で 夏の町を見てる

いつだって その目をそらすのは僕の方からで
そのたびに ちゃんと君は涙を流してた

今 僕が毎日少しずつ泣きたくなるのは
あんな時に君みたいに ちゃんと過ごさなかったからさ

いつだって 話をやめるのは僕の方からで
そのたびに ちゃんと君は苦しくなってた

今 僕が毎日少しずつ苦しくなるのは
あんな時に君みたいに ちゃんと過ごさなかったからさ

今 僕が毎日少しずつ悲しくなるのは
あんな時に君みたいに ちゃんと過ごさなかったからさ

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猫との午前

猫との午前 穏やかな 日射しの中 過ごしてる 
二匹のうちの一匹が外に出たいって騒ぎだす 

窓を開け出してやる 二階から飛び降りた
残された一匹が不安そうに見送った

心配はしてないよ 毎日の事だから
だけど サヨナラは言わないで 消えてしまうって聞くからさ 

サヨナラは言わないで 消えてしまうって聞くからさ

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丘の上の学校からどっかへ行っちゃった君へ

図書館を出て 風が吹いたり吹かなかったりも夏だな
君の事をなぜか思い出す

自転車をこいで 雨が降ったり降らなかったりも夏だね
君の事を急に思い出す

丘の上の学校からどっかへ行っちゃった君が
僕の事をどんな時に思い出すか知らないけど

図書館を出て 風が吹いたり吹かなかったりも夏だな
って時に僕は君を思い出す

丘の上の学校からどっかへ消えちゃった君が
僕の事をどんな時に思い出すか知らないけど

自転車をこいで 雨が降ったり降らなかったりも夏だね
って時に僕は君を思い出す

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ロックンロールじゃ踊れない

若者がロックンロールで遊んでる
「人々を一人一人眺めたら
ほらこんなにも素敵な世界でしょ?」って
言われたような気がして ロックンロールじゃ踊れない

あんなに大嫌いだった人達の事が
なんだか この頃 素敵に見えてきて
あんなに大好きだった 自分の事が嫌いになった
僕は変わってしまった

中年もロックンロールで遊んでる
夕暮れのような 友情と愛と恋と
たくさんの思い出達の8ビートが速すぎて
美しすぎて 無理だよ ロックンロールじゃ踊れない

あんなに目障りだった人達の事が 
なんだか とっても素敵に見えてきて
あんなにずっと一緒にいた 自分の事が目障りになった
僕は変わってしまった

嫌いになった
僕は変わってしまった

無理だよ 僕は
ロックンロールじゃ踊れない

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海の夢を見た朝

海の夢を見た朝は そのまま布団の中で
海の夢を見た朝は 思い出す 全ての事を

思い出さずに 忘れずに
そういう感じで今までやってきたのに

海の夢を見た朝は 台無し 思い出しちゃう

電車にも乗らずに 海を見れたんだから
ラッキーな気もしたけど 思い出す 全ての事を

思い出さずに 忘れずに
そういう感じで今までやってきたのに

海の夢を見た朝は 台無し 思い出しちゃう

海の夢を見た朝は 台無し 思い出しちゃうよ

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旅に出るなら

旅に出るなら 見送ってあげようか
旅に出ないなら 君を忘れてしまいそうさ

雨が降る夜は 思い出してあげようか
旅に出ないなら 君を忘れてしまいそうだ

船が見える時は 口笛を君の所まで
旅に出るなら 君はそれを聞くだろう

来るもの去るものの中で 君を歌ってあげようか
旅に出るなら 君は僕とまた出会うんだから

旅に出るなら 待っていてあげようか
旅に出ないなら 君を忘れてしまいそうさ

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夢と希望

まったくつまらないライブハウスで
みんなに聞こえるように僕に聞いてよ
「今までと今とこれからをどうするの?」
「うん。夢と希望しかない。」と僕は答えよう

テイクミーホーム 好きな事を
テイクミーホーム 好きにやろう
テイクミーホーム 好きな人と
テイクミーホーム 好きなように

まったく くだらないライブハウスで
酔っぱらって大声で君に聞こう
「サイテーの気分?感想を一言。」
「もう夢と希望しかない。」と君はニヤける

テイクミーホーム 好きな事を
テイクミーホーム 好きにやろう
テイクミーホーム 好きな人と
テイクミーホーム 好きなように

ライブハウスを出て君と二人で
都会風の公園で星に聞いた
「酸素も水もないなんて本当か?」
「ああ、夢と希望しかない。」と星は答えた

テイクミーホーム 好きな事を
テイクミーホーム 好きにやろう
テイクミーホーム 好きな人と
テイクミーホーム 好きなように

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愛は風景

たとえば 雨の信号
たとえば 雨の少年
たとえば 笑う少年と僕ら
たとえば 思い出の海

愛は思うものじゃなくて
愛は感じるものじゃなくて
愛はただの風景だから
僕はただ眺めてる

たとえば あの頃の事が
たとえば 冗談みたいに
たとえば 思えるような静かな夜の
街を君が訪れても

愛は触れるものじゃなくて
愛は過ぎていくものじゃなくて
愛はただの風景だから
君もただ眺めてね

愛は消えるものじゃなくて
愛は消えないものじゃなくて
愛はただの風景だから
僕も君も眺めてる

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7月12日、13日

色とりどりの光の下に集まる時は歌う時
蛍光灯の下に僕らが集まる時はどんな時?

君の家のそばの会館で今日は君のお葬式
はじめて来たよ 君のギターが君がいないのにあるとこへ

レスポールジュニア ジャズコーラス 
ジョニサン ラモーンズ RCサクセション

君の部屋から運ばれたもの

新琴似っぽい住宅が 夕焼けの中 続いている
黒い影よりも黒い服とそれよりもっと黒い夜と

みんなの吸いすぎたタバコの煙が空に昇っていく
煙は雲になり次の日の朝早くからの雨になる

トムとジェリー ドラフトワン
君のお父さんとお母さん

君と一緒に暮らしてた人

知ってる人や知らない人が色んな事を話している
怒る人 泣く人 笑う人 みんな君を意識しながら

未来の事も過去の事も同んなじように話しましょ
雨の中、君を忘れたら 君は僕になるのだろう

猫背 泥酔 ロックンロール
悪い評判 僕に優しい

僕も君に優しかったもんね

君は僕に優しかったもんな

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リバーサイド

夕焼けになった
夜よりも昼の終わりのような
夕焼けになった

リバーサイドで終わるのを見てた
リバーサイドで今までを見てた

夕焼けになった
昼よりも夜の始まりのような
夕焼けになった

リバーサイドで始まりを見てた
リバーサイドでこれからを見てた

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時の過ぎゆくまさに

体育館に向かって 朝っぱらから走っていった
バスケットシューズを干してた 向いの家のおじょうさん

日曜の朝の風景 となりの家の老人宅は
決まり事のようにさ 日曜は雨戸10時頃までは開けない

ななめ向いのお兄さん 最近まったく騒がなくなった
前は毎晩家族に 殺す、出てく、と騒いでいたのに

世の中にも慣れたか それとも本当に出てったのかな
僕もこの町4年がたった 時の過ぎゆくまさにさ

雨が上がって晴れなら ふるさとの朝のようです
ホームシック気分は消えたよ ただきれいだと思うだけ

プラスチックごみは何曜日? ここは全部可燃です
となりの人に教えたよ 時の過ぎゆくまさにさ

新しく来た白猫と いなくなったトラ猫と
思い出せる何匹かと 思い出せないその他

おばあさん見なくなったな 赤ちゃんは今日も泣いているよ
僕もここで4年がたった 時の過ぎゆくまさにさ

つづいてく町の風景 つづいてく僕も風景
僕もこの町4年がたった 時の過ぎゆくまさにさ

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ナイーブなのさ

うさぎの歩いた足跡を リフトの上から眺めてる
スキー場のスピーカーから ドリカムが聞こえる

オレンジ色の満月と オレンジ色のナイターが
雪の上 ストックで書いた でたらめを染める  

どういうつもりでいたのかなんて 考える事じゃない
子供の頃のような夜 感じてただけさ

ナイーブなのさ 頂上まで5分
ナイーブなのさ 全てそろった5分

スキーを足からはずす音 そういう事は覚えてる
天気で決めてく人達は そういう事だけ続けてく

あの時なんて言ったかなんて 覚えてく事じゃない
子供の頃のような夜 やって来ただけさ

ナイーブなのさ ロッジから見てる
ナイーブなのさ さっきまでいた場所

これからどこへ行くのかなんて 考える事じゃない 
子供の頃のような夜 眠るまで起きよう

ナイーブなのさ 帰りの車を
ナイーブなのさ 運転してるのが

僕だって事が たったそれだけが
15年前の僕らとの違い 

ナイーブなのさ ナイーブなのさ

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再会

ずっと歩いてる 夏の町外れ
インターチェンジの遠い静けさと
橋の上を行くオートバイの音
きっと今頃さ 君も歩いてる

君に会うために必要なものは
南の星座をポケットに隠して
風が吹いたなら 君に会っている

あんなベンチなら 君のためにある
僕は座らずに横に立っていよう
だめになった君は今も歌ってる
夏の町角は今も輝いてる 

僕に会うために必要な事さ
一口目のビールは夜に溶かさなきゃ
それから君は優しくなってく 僕に会っている

君が車をまだ持っていた頃
寝不足の顔で僕ら別れたね
あれから何度か君に会ったけど
再会はできない そんな気がしないか?

君に会うために必要なものは
南の星座をポケットに隠して
風が吹いたなら 君に会っている

僕に会うために必要な事さ
一口目のビールは夜に溶かさなきゃ
それから君は優しくなってく 僕に会っている

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まるで映画の終わりみたいな

まるで映画の終わりみたいな そんな海だ 君からの手紙だ
ハッピーエンドではなくても 映画の終わりは美しいものさ

君からの手紙を読んだ後すぐに 返事を書いて君に送った
君がどうなったってどうだっていいさ 僕がどうなったってどうでもいいから

雨が降っては死んだ 晴れては死んだ
歌が残った 忘れもののように

まるで映画の終わりみたいな 君の歌だ 君からの手紙だ

映画館を出た後のような ひび割れた街が最近は毎日
どんなストーリーになっても 映画は映画 そんな気もしてる

雨が降っては生きた 晴れては生きた
歌が残った 漂流したガラス

まるで映画の終わりみたいか? 僕の歌は 僕からの手紙は

雨が降っているね 晴れているね
で、歌が残った 夕方のサイレン

まるで映画の終わりみたいな 君の歌だ 君からの手紙だ

まるで映画の終わりみたいか? 僕の歌は 僕からの手紙は

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ある日の帰り道

やっぱ今日もだめみたいだ
地下鉄の階段を降りていく その前に
青梅街道のライト「これが全て、これが全て、これで全部なんだ。」って
ぼーっとながめてる

そんで地下鉄 新宿まで4駅
ガランと空いている いったい今日は何曜日
新宿に着いたら京王線に乗り換えて 
夜風の待つ京王稲田堤に帰る

約束をしたろ いいえしてないよ
明日は明日の風が吹くだなんて
話しをしたろ いいえしてません
はじめから全部持っていたので

夜風を吸いこみ 南口の改札へ
閉店作業の京王ストア おやすみナカムラさん
府中街道のライト「これが全て、これが全て、これで全部なんだ。」って
やっぱりながめてる

一瞬世界が止まった 車が消えたので
アパートまで5分くらい 足音だけがひびく道
ひきずる音 止まる音 早足の僕の音 
うちの猫ならもう気付いてるだろうね

知っていただろ いいえ知らないよ
明日は明日の風が吹かないように
休んでいけよ いいえ休みません
はじめから全部持っているので

約束をしたろ いいえしてないよ
明日は明日の風が吹くだなんて
話しをしたろ いいえしてません
はじめから全部持っていたので

「ただいま。」
ドアを開け ヨモギネコをなぜる
おしまい ある日の帰り道

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同じ夜

夜がやって来て じっと動かずに
どこにも行けなかったな 夜が広すぎて

君の住んでいたあの街の
水の中のような夜を思う

いつの間にか僕たちは、だね
だけど何も変わってはいないよ

真夜中を自転車が走っていったっけ
コンビニの光 休んでいる 冷たい手をしてる

今、アパートの前には電灯が一つ
僕の骨だけが照らされている

骨だけが照らされる夜は知ってる
ほら 何も変わってはいないよ

同じ夜が来て それは続いてる
最後もこんな夜なんだろう 終わるのは何かな

大切なのは窓の外を見る事
大切なのはじっとしてる事

同じ夜が終わっていくまで
そう 何も変わってはいないよ

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雨の日々

思い出をつくろう そしていつも思い出そう
僕らは今日が苦手で いつも昨日を話してる

今日を捨ててしまおう すぐに思い出せるように
昨日を語り、今日を捨て、そして明日をチラ見する

雨の日々が続いてるように 傘が増えてしまうように
増えすぎだね、なんて言っていた 傘が気付けば無いように

別に悲しくなく とても楽しくやってるよ
何だか少し遅いだけ 今が今も思い出のよう

だから今日を捨ててしまおう いつも思い出せるように
昨日に出会い、今日思い、そして明日をチラ見する

雨の日々が続いてるように 傘が増えてしまうように
増えすぎだね、なんて言っていた 傘が気付けば無いように

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君とスピッツ

君はスピッツが好き
君は洗い物をする時に毎回スピッツをかけている
君はスピッツが好き

僕もいいな、と思い 
一人で洗い物をする時にスピッツかけてみたけれど
そんなに良くはなかった

なんでだろう 君が中2の頃に作ったカセットテープ
君が聞いてるのを聞いてる時は あんなにいいのにね

君はスピッツが好き
君は掃除機をかけてる時もほとんど聞こえていないのに
毎回スピッツを聞く

僕もいいな、と思い
一人で掃除機をかけてる時にスピッツかけてみたけれど
あんまり良くはなかった(聞こえないしね)

なんでだろう 君が中2の頃から聞いていたカセットテープ
君が聞いてるのを聞いてる時は あんなにいいのにな

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佐藤君と伊藤君

水平線の向う側にはさ 水平線の向う側がまた
何もかもを飛びこえて 僕ら 何もかもが軽いまま

全て終わりにしましょうと 電話の向うで佐藤君
一つだけ終わりにすればいいよと 反対意見の伊藤君

流れる雲にやっと追いついて 流れる雲をまた探している
遠くばかり見ていたね だから 何もかもが軽いまま

全て終わりにしましょうと 電話の向うで佐藤君
一つだけ終わりにすればいいよと 反対意見の伊藤君

君のため 君が立ち続けるため
君のため 君が待ち続けるため
僕のため 僕が飛び続けるため
僕のため 僕が旅 続けるため

全て終わりにしましょうと 電話の向うで佐藤君
一つだけ終わりにすればいいよと 反対意見の伊藤君

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宇宙は猫の中に

宇宙を見た帰りに 猫のレントゲンの
白と黒の続く そっちの方を思う

僕が目指していた 月面の風は
放射線の写す 三毛猫の中に

スイキンチカモクドッテンカイメイ
両目を閉じたら レモンの花

スイキンチカモクドッテンカイメイ
宇宙は猫の中に

猫のお墓の前も 黒く滑る雨で
僕は少しの間 風邪をひいただけで

僕が目指していた 金星の無人は
さっき抱きしめていた 白猫の中に

スイキンチカモクドッテンカイメイ
両目を開けたら 消えたとしても

スイキンチカモクドッテンカイメイ
宇宙は猫の中に

スイキンチカモクドッテンカイメイ
夢の夢の夢の夢で会おう

スイキンチカモクドッテンカイメイ
宇宙は猫の中に

僕らはいつも会ってる 

宇宙は猫の中に

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アズミ

8年前の10月1日 161倉庫であなたをはじめて見た
あれからもうそんなに経ったのか それしか経たないのか 日によって違うけど

あなたは今夜もどこかで歌っている 僕はそれを布団で聞いている
あなたは夕方 バスに揺られている 僕はソファーで揺れを感じている

夕焼けを何百回? 朝焼けは何千回? 見逃している僕は年もとらないで
夕方 バスは夕日を見せるため あなたを揺らしている あなたは年をとる

8年後の11月 横浜へ久しぶりにあなたを見に行ってみたんだ
変わらないのは輝いている目だけ 木のような人だな 旅は風がするよ

恋人は何十人? 流れ星は何百個? 見逃している僕は年もとらないで
海風は木々を揺らしている あなたを揺らしている あなたは年をとる

さよならは何千回? 思い出すの何万回? 見逃している僕は年もとらないで
思い出は夜をぬらしている あなたをぬらしている あなたは年をとる

明日もバスは夕日を見せるため あなたを揺らしている あなたは年をとる

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MOON PALACE

あのスーパーは大手だから 潰れる事はないんだろう
でもムーンパレスがなくなって 永遠に買い物に行く事もないんだな
さようなら スーパーとムーンパレス

向いの北光病院の駐車場が駐車場で
思い返すのはやっぱ冬だな 白い息と排気ガスと街の流れ
さようなら 駐車場とムーンパレス

夜が少しでも長引くように 塞いだ窓 でも夜が明けて
朝日の中は恥ずかしいね お別れに振った手はすぐにポケットへ
さようなら 長い夜とムーンパレス

毎晩行ったり 久しぶりも その夜だけ動く時計
止めたり進めたり戻したり 僕の時間は自由自在

でもムーンパレスがなくなった 時計はただ進んでいく
どこにいても いつも 今だって 時計はただカチカチと進んでいく
さようなら 若い僕とムーンパレス

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いつも心だけはあの日陰で涼ませたまま

病院のニオイ セーターのニオイ 急ブレーキでゴムが焼けるニオイ
思い出したのは岩見沢の事 僕の住んでた岩見沢の事

いなくなったのは僕の方じゃなく 岩見沢市の方がいなくなったのさ
僕は今でも12号線国道の放置自転車のつくる日陰で涼んでます

通る車 7割は札幌ナンバー 2割は旭川で 残りは見知らぬ土地

行ってみたのさ いつだって どこだって
いつも心だけはこの日陰で涼ませたまま

りょ~ゆ~の裏道 りょ~ゆ~は岩見沢のスーパー そこを歩いてくと放置自転車があって
サドルの錆がとってもいい感じ 僕の体も同じ部分が錆ていく

僕に触れた君は赤錆に気付くか 僕は覚えてる全ての風景を

なんだってやれるさ いつだって どこだって
いつも心だけはあの日陰で涼ませたまま

今日はどこで何をしよう 何を言おうか 赤錆に吹く風を日陰で感じて

どうにでもなれるさ いつだって どこだって
いつも心だけはあの日陰で涼ませたまま

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ユーレイ

この世に未練があって 成仏できない人が
道路や山やビルや そこここにいるという

念仏は唱えた 花や果物も供えた
だけどもまだいるみたい 僕には見えないけど

恋人は明かりをつけたまま ソファーで眠っている
君みたいなあきらめの悪いやつが ユーレイになるのさ

立派な葬式を出しても お線香をあげても
見える人の話では うじゃうじゃいるという

まだ何かいい事があると思っているのかな
棺桶では眠れない 墓の下では眠らない

恋人は布団にもぐらずに 居間でまたうたた寝
君みたいなあきらめの悪いやつが ユーレイになるのさ

布団で寝てくれないか ソファーに座りたいから
寝室に行ってくれよ じゃまでしょうがないのさ

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調布飛行場

調布市の離島行きの飛行場 やって来たプロペラはセスナ
平日の滑走路に降りて来た 今日ここに用のある家族

離着陸よく見える公園でも 一番見渡せるベンチで
30代と思われる男性 自分の足ばかり見ている

夏がやって来たのが今日の僕は 慣れない日焼け止めのニオイ
もう一機来るまで待ってるか だけども静かすぎる夏の空

貯水池の水 心通さずに見てる人達 神様みたいに
誰も何も見ていない そんな時 エンジン音 みんな見上げた

調布市の離島行きの飛行場

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長野県のお月様

あの時の約束はどうなったの 変わったのは僕だね きっとそうだろう
あんなに毎晩会っていたのに 今じゃ満月の時「満月。」と言うだけ

四角い窓から君を見上げては 首が疲れた頃 下を向き
考えていた事は忘れたが 見上げると君が驚くほど動いてた事を覚えてる

月に習ったギターで歌を歌い ハーモニカ手にとれば月の冷たさ
月に聞かす為だけに歌ってた訳じゃないけれど 結果的に聞いてたのは月と僕だけで

毎晩月と会っていたのです

今夜僕は長野の山にいて 変わったのは僕かな ほんとそうかな
君はあの月とおんなじ月ですか 長野県のお月様に聞いてみよう

変わったのは僕かな ほんとにそうかな 長野県のお月様に聞いてみよう

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思わずブランキー

思わずブランキー口ずさむ 五月の終わりの森の奥
バイクのライトがつかなくなったから 日が沈む前に停めてテント張ろう

悲しい話を聞いた時 しかもそれを予感していて壊れたなら
十円玉で開けるネジ 箱の中のペンチで直しておこう

雨が降るなんてこと忘れてしまいそうな晴れ続き
だけども予感して 次の町へ行くかこの町にいるのか決めよう

思わずブランキー口ずさみ 思い出した事と忘れた歌詞
サビの途中を忘れたが それでもちゃんと突き抜けていく朝

僕らが年をとっていくなんて忘れてしまう毎日で
だけども予感して 他のとこへ行くかこのままでいるのか決めよう

風が吹きつけて星だけが動かないような真夜中も
僕らは予感しよう ここに座るのかまだ先へ行くのか決めよう

思わずブランキー口ずさむ 五月の終わりの森の旅
タイトルもちょっと忘れたが それでもちゃんと突き抜けていくから

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プレスカブのスピードで

プレスカブのスピードで 旅に出るの
プレスカブのスピードで 新しい朝へと

時速40kmの風になるの
時速40kmの歌にのせて

プレスカブのスピードで お前らの事など
プレスカブのスピードで 忘れてしまえるの

プレスカブのスピードで 旅に出たの
プレスカブのスピードで 夜風と並走

時速80kmじゃ 風を切り裂くだけ
時速40kmなら 風になるの

プレスカブのスピードで お前らの事など
プレスカブのスピードで 忘れてしまえるの

忘れてしまうの

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ドングリ

僕のカラダの中に住む 猫が一匹死んだので
僕は多摩丘陵の空 早朝の空に穴を掘ったのさ

雨が降っても現れないように 
何度も何度も叩いたよ
偶然入ったドングリは
空の穴では育たないと言って

永遠にドングリでいてくれると言ったので
僕は嬉しくて踊っちゃったほどさ

人が通っても覗かれないように
枯葉や小石を重ねたよ
たまたま入った ドングリ君
空の中では芽が出ないと言って

永久にドングリでいてくれる事になったので
僕は嬉しくて狂っちゃったほどさ

僕のカラダの中に住む 猫がまたもや死んだので
僕は多摩丘陵の空 早朝の空に穴を掘ったんだ

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コンタクト

コンタクトをつけたままで 
眠っていた 目が覚めたら 
君の顔がよく見えました

コンタクトを取りはずして
もう一度 ふとんにもぐり
ボヤけた君を見て眠ります

コンタクトはつけてないのに
夢の中じゃ 君の事も
昔の事もよく見えてます 

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バスが来るまで

1時間に1本しか来ない バス停を目指し
君と二人で大学の近道を急ぐ

夏になったよな 昨日あたりから 水銀灯に
群がるでかい夏の虫と 恐がる君と僕と

坂の上 バス停が見える 夕日が残ってる
バスは行ってしまったね 夜がやって来た

僕らは僕らの住んでいる 街に背を向けて
次のバスが来るまでは ここで暮らそうよ

カメラ屋の広告がついている バス停のベンチの
缶詰の灰皿が揺れて 高い音を鳴らす

夏の風だよな 昨日あたりから 女子高生の
夏服の短いスカートに喜ぶ君と僕と

まだ来ない バス停の上で 星が増えている
バスが行ってしまったら どこかへ行けました

僕らは僕らの持っている 全てに背を向けて
次のバスが来るまでは ここで暮らそうよ

まだ来ない バス停で僕ら 別に話さずに
バスが行ってしまったら どこかへ行けました

僕らは僕らの住んでいる 街に背を向けて
次のバスが来るまでは ここで暮らそうよ

僕らは僕らを待っている 全てに背を向けて
次のバスが来るまでは ここで暮らそうよ

バスが来るまでは ここで暮らそうよ

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夜明け前

夜明け前 君は何をしている
僕はNHKの外国の景色を見てる

夜明け前 君は何をしている
その前に君は どこで暮らしている

夜明け前 君は何をしている
僕は川崎のアパートで秋を向えている

夜明け前 君は何をしている
冬が始まりそうか それともまだ夏か

僕は君の事を思い出すたびに
最後の最後に一度だけ 君と憎しみ合った事を後悔している

夜明け前 君は何をしている
僕の部屋ではヨモギネコと女の子が寝ているよ

夜明け前 君は何をしている
あの事を思い出す時も 眠れる部屋があるか

僕は君の事を思い出すたびに
最後の最後くらいは 君に本当の事を言えばよかったと後悔している

僕は君の事を思い出すたびに
最後の最後まで一度も 君が本当の事を言わなかった事を後悔している

夜明け前 君は何をしている
僕はこの歌ができたから 明日のライブで歌うよ

夜明け前 君は何をしている
夜が明けたよ NHKでは全国の天気予報 君の街はどこかな

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海へ行こうよ

海へ行こうよ テトラポットの上で
ラジオでも聞こうよ きっといい曲がかかるよ

海へ行こうよ 雨が降ったっていいし
傘はじゃまだから 別に持って行かなくてもいいんじゃないか

海へ行こうよ 人が暮らしてるとこで
旅人になろうよ たった半日でいいよ

海へ行こうよ そして夜を向かえたら
別々になろうよ 君は一人でいる方がキレイじゃないか

もう一度だけ僕は 君に話したい事があるんだよ 
だから今すぐに 海へ行かないか

海へ行こうよ 悲しみは話すものじゃなく
眺めてるものさ 空と区別できなくなるまで

海へ行こうよ バイクが遠く去って行く
そんな瞬間に きっと波の音が君にも聞こえるだろう

そんな所に立ってたら いつか君は本当に
気が狂っていってしまうだろう 海へ行かないか

最後に一つ僕は 君に伝えたい事があるんだよ 
だから今すぐに 海へ行かないか

海へ行こうよ 海へ行こうよ

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虹の中

夕方あたり 天気雨
虹が出そうなのに

どこにも見あたらない時は
僕が虹の中

遠くの方の知らない誰か
僕を見つめている

遠くの方の知らない誰か
僕も見つめてみる

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夏の中で

体育館の前で止まり 白い光とバッシュの音
向いの公園のおじいさん 僕を見てから眠ったよ

夏の中で 夏の中で

歩道の真ん中でセミが 動けなくなるまで鳴いて
三車線の100の光 透きとおる羽と夜の風と

夏の中で 夏の中で

橋の上から多摩川の 9対1で9の夜に
大きくなったサギの目線 僕も同じ 輝く未来

夏の中で 夏の中で

窓の外の月の事は 僕が眺めて覚えていよう
家の外の水たまりなら 僕が越えて覚えていよう

セミの声が止まった時 体育館からバッシュの音
向いの公園のおじいさん サギと同じ夜の眠りへ

夏の中で 夏の中で

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君しかいない

誰もいない惑星で 僕一人で過ごし
遠い星のラジオの声に 耳を澄ましては消した

誰もいないと思ったのに 君を見つけたので
一人じゃなくて 二人になっただけの事

遠い星の人達が この星を覗けば
二人でいる僕達は 恋人に見えるだろう

とても君は楽しいし 素敵だと思うが
この星には僕らしか いないだけの事

遠い星の人達が この星を覗けば
二人でいる僕達は 友達に見えるだろう

愛の言葉は囁かず 乾杯も握手もない
他に誰もいないからさ 君しかいないだけ

遠い星の人達が この星を覗けば
二人きりの僕達は 家族に見えるだろう

友達に見えるだろう 恋人に見えるだろう

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廃墟

人が消えて 猫も消えた
廃墟の街に もうすぐなる

錆びた電柱ならそのままに
50年でも 1000年でも

カメラマンが廃墟の街の
写真集を撮りに来ても

肝だめしの大学生
新車に乗ってやって来ても

そのままでほっておいてね
トーテムポールは無いけれど

トリケラトプスはいないけど
おじいさんの自転車があるよ

風呂屋のタイル割れたままで
石との区別つかなくなる

博物館は嫌いだな
魔法のとけた きれいな服

いつまでも変わらないでね
気付かれない程 朽ちていけ

美容外科医と同じだな
発掘現場の学者達

そのままでほっておいてね
神話も壁画も無いけれど

公衆電話の落書きと
おじいさんのジャンパーがあるよ

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君の声を聞く 僕の胸のように
春の空ならさ 雨があがった午後

そうやっていつかは消えていくんだろ
そうやって僕らも消えていくのだろう

君の手をつなぐ 僕の胸のように
春の海ならさ 雨と光の午前

そうやっていつかは消えていくんだろ
そうやって僕らも消えていくのだろう

君の顔を見る 僕の胸のように
春の風ならさ 雨のにおいの午後

そうやっていつかは消えていくんだろ
そうやって僕らも消えていくのだろう

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夕焼けより

誰かが作った そのマンガは
夕焼けより楽しいんだね

誰かが作った その音楽は
夕焼けより美しいんだね

だって電車の外の夕焼けを
誰も見向きもせずに マンガや音楽を楽しんでるから

僕がいつかマンガを作っても
夕焼けよりおもしろい本は作れないだろう

僕がいつか音楽を作っても
夕焼けより美しい曲は作れないだろう

僕のマンガの感動のラストシーン
君は読むのをやめて 電車の外の夕焼けを見る

夕焼けの京王線 多摩川を渡る時
電車の中は夕焼けより
素晴らしいマンガや音楽があふれてる

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バスセンターで

空に飛行機が飛んだら
「あ、飛行機だ」って言おう
バスセンターのベンチに書かれた落書きの
何億年前に乾いた油性マジックのニオイをかいでる

君の事 思い出せば
バスセンターの右側の空から
本日何本目かの長距離、高速、オホーツク行きのバスが
僕の気持ちを眠らせに出て行く

そして僕もバスに乗る
高速道路を30分、40分
札幌から岩見沢まで 君の家の前を通り過ぎる時
僕は君を火星の隅で待ってる

バスを降りて空を見たら
「あ、お月様だ」って言おう
バスセンターのベンチに忘れたのは僕が
火星で拾った落書きの書かれた石

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君の実家

ポプラの木がいいね 吹奏楽部のラッパの音も
僕は君の家で 日曜の朝の時間を過ごす

よく寝てた 君の事を 
誰も起こさずに 朝食を食べたよ

ランランラン・・・

久しぶりの我が家 どんな顔して寝ているものか
のぞいてみたけれど 眉間にシワがよってるみたい

起きてきた君は 楽しい夢を 
見ていたと言っていて 不思議に思ったよ

ランランラン・・・

みんなよりも遅く 11時過ぎに目覚めた君は
元気な声で どこかに行こうとみんなに言うが

もうすでに 待ちくたびれて
僕と君の父さんは 飲み始めているよ

どこにも行けないね 残念!!

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炭住の赤い屋根に

炭住の赤い屋根に 友達が住んでた
炭住の赤い屋根に 夏がやって来た

炭住の赤い屋根に 手の平をのせれば
炭住の赤い屋根に きっと焼けるだろう

友達が住んでる ずっとそんな事
忘れていたけれど 夢で思い出した

炭住の赤い屋根に 炭鉱なんてとっくに
炭住の赤い屋根に 終わっていたのにね

友達と家族は そこで暮らしてた
夢で思い出した 一生忘れないよ

どんなに積もっても 大雪の年でも
雪解けの春には 赤い屋根が見えた

炭住の赤い屋根に 僕の思い出は
炭住の赤い屋根に 今も燃えつきず

炭住の赤い屋根に

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平日

月曜か火曜か水曜か 
人気の無い平日がいいね

無職の僕らは何もカンケーない 
海を見に行こう バイクか自転車で

週末に捨てられたゴミは 
今はまだ汚い不燃ゴミ

だけど何年か経てば変わるんだ 
僕と君がさ 一緒にいるように

はだしになって 砂浜に座り 
遠くの船の行き先を決める

夕日か はたまた満月か 
それならばどこでもいいや

雨が降る何分か前の 
明るいまま くもるのが好きで

石狩の浜で話してた事を 
片瀬江ノ島駅のホームで笑う

海につかって 短パンをめくり 
僕ら二人の行き先を決める

地獄か はたまた天国か 
君とならどこでもいいや

はだかになって南の島まで 
死体になって流氷の海へ

宮古か それともオホーツク 
君とならどこでもいいや

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二度目の夏の前に

街の灯りを もしも選べるなら
オレンジがいいな 雪が降っても見えるやつ

君が帰りたい 1200km向こうは
20kmごとに色んな町があって

僕はその町の中で 起きたり眠ったり
君を好きなのは その町で暮らしていたからさ

君は僕と比べると ずいぶん大きな街
だけど夕暮れの方角に 僕の暮らす町があった

出会った僕は 君の季節を剥ぎ
君の手足をもぎ 友達を遠ざけた

海は消えた 空が続いてるなんて
うそでもほんとでも どっちにせよ無くなった

千歳行きの切符を取り 荷物をまとめれば
全ては済むはずなのに 二度目の夏に入る

風が吹けば気付くような まとわりつく季節
僕は君の歌を聞き 酔っぱらったまま過ごす

空が割れて 夕立が始まった
君と話すにはメロディーがいるんだな

謝った君になんと言えばいい
全ての感情はそこに帰る道標

さあ 僕は もう一度 君の手をつなぎ
君の歌を感じれる 僕の事を喜ぶんだ

今ここに残ったのは そこや君の事を
好きだっていう気持ちと そんな僕を好きな事

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僕は帰れない

知らないうちに雪が溶け 増水した川を思う
だけどいつも溢れるのは 君のその目からだけ

僕は帰りたい 僕は帰れない
僕がそこに行けないのは もう帰ってるって思ったから

誰かの歌を聞いたけど もう聞いてるって思ったよ
誰かが話しかけてるけど もう話したって思ったんだ

僕は聞かないよ 僕は話さない
僕が君に会わないのは もう会っているって思ったから

悲しみをいつも大切に 喜びをいつも大切に
さよなら言わず消えちゃうのは もうここにあるって思ったから

僕は帰りたい 僕は帰れない
僕がそこに行けないのは もう帰ってるって思ったから

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君、蛍光灯 僕、白熱灯

君、蛍光灯 僕、白熱灯
それぞれの好きな 光の中
君は僕と 僕は君と
暮らしている 二つある部屋

蛍光灯に雨があたって
君の涙に気付いてみたり
白熱灯に星が焼けて
君は僕の寝顔を見たり

僕らがそっと 蛍光灯も
白熱灯も 消してしまえば
君の涙や 僕の寝顔も
消してしまえる わけではなくて

君、蛍光灯 僕、白熱灯
つけっぱなしで眠ったときは
君は僕に 僕は君に
毛布をかけて 一人で歌う

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通りに座って ちょっと酔っぱらって 見ていたものは車の流れ
一台一台の車の色を 僕はていねいに 目に溶かし込んだ

ちょうど2千台を溶かし込んだ時 出来上がったのは緑がかった青
僕には それが なぜか 青信号に見えたんだ 行くよ

どこへ ここじゃないとこへ ここじゃない所もすぐにここになる
だから僕はいつもここにいるよ そうだな 北の中の北

北北西でもなく北北東でもなく 僕の大好きな北の中の北
僕の言葉は雪だな 溶けてぬれるのが 君の顔ならいいな

このまま僕はここにいるよ 君がさっきいたように 冬もさっきまでいたよ
このまま僕は北にいるよ 君が僕を好きなように 僕も僕が好きだよ

うちわをあおいで 空気を動かす 思い出したのは22回分の夏
新しい街では季節は 浮浪者のようにじっとうずくまる

東京にいる 札幌にいた アラスカに行きたい 沖縄はどこ
月形で見上げ 岩見沢で見た 君に会ったのは真夜中の海

新しい風は 僕の体と 街を半分に 平等に吹く
それを知らないお前なんかと話したもんだからすぐに死にたいよ

朝の天気予報では知らない南の町だけが雨
僕がその時思った事を 君がのぞきこんでくれたらいいな

このまま僕はここにいるよ 君がいなくなったように 冬もいなくなったよ
このまま僕は北にいるよ 君が僕を嫌いなように 僕も僕が嫌いだよ

北を見すえる目玉が 行き過ぎて地球をぐるっと一回り
たまには星が上にあるのも 気に食わない時がある

いつか いつでもいいから なんだったら今でもいいよ
北を冬の終わる瞬間を僕の歌に出来たらいいな

ラララ…

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僕は空まで100m

川に向かう道を歩く
季節はいつも終わりかけている
川が海まで27kmあるように
僕は空まで100m

平熱の僕と同じ水の温度
さわるとその感触だけがあった
飛びはねる魚 空まで100万m
僕は空まで100m

10才の僕は18秒くらいだっけ
22才の僕は100m何秒だろう
あの雨雲よりも もっと遠い高さまで
僕は空まで100m

降って来た雨にそのままの位置でぬれる
季節はいつも終わる前に始まり
始まった夏と雪どけ前のあの冬
僕は空まで100m

無くした手紙 川に流れていった
27kmあればインクも溶けてるだろう
インクの雨にインクの海が溢れだし
僕は空まで100m

雨にぬれた僕は100m切ったかな
少しずつ近づく 両手を全部上げよう
いつだって行けるさ そうやって今日も帰る
僕は空まで100m

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月形

君と見てた僕の町はもう僕のいない町
だけど来て良かったね

さびた屋根がはがれていくよ
夏の風とぽろぽろとそのたびに泣くんだ

人のいなくなった小学校は今も
大きくてまっさらの午前中の黒板

この川が海と続いてるなんて
知らなかった小さな僕が流した真夏日

君と見てた僕の町はもう僕のいない町
だけどまた来ようね

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春の雨

春の雨が降れば 傘を持ってる人も
傘を忘れた人も 足早な帰り道

僕は部屋の窓から見てる
雨にぬれることなどないし どこに帰れることもない

春の雨が止めば 黒い道 高校生
影の映らぬ道は いつもより早く歩く

僕は部屋の明かりをつけて
座ったままの僕の影は もっと黒くてもいいのに

春の雨が乾けば 風が吹くカーテンが
カーテンが揺れたから 風が吹いたって気付いた

僕は部屋の窓を閉めて
少し入った風と一緒に 君の帰りを待つのだ

春の雨が降れば 春の雨が降れば

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そしてヒコーキが飛べば

空にお日様があって 雲も沢山流れているし
電線も張られてあって 星ももうすぐ見つけるだろう

そしてヒコーキが飛べば 今日は僕の完璧な空だ
そしてヒコーキが飛べば 今日の僕は完璧な空だ

夕焼けは大きく もういいよって思うくらいに
下を向いたら もったいないような気がしてさ

真直ぐ見つめていたら飛んだ 僕のヒコーキが 

白い昼と黒い夜が混ざると いつも夕焼けになって
絵の具の白と黒を混ぜても それは黒っぽい灰色

そして僕のヒコーキは そんな灰色と
雨が恋しくなったんだな 地上に帰ろう

傘を回したら飛んだ 僕のヒコーキが

僕の目玉の白いとこと黒いところが
混ざって夕焼けになりますようにって両目を閉じた

目を開ければいつも飛んだ 僕のヒコーキが

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アルトサックス

冬の寒い道を歩き 丘の上の学校に行く時
僕の息が白く白く 舞い上がるのが嫌だったので
僕はアルトサックスを買って それをのどの奥に刺した
それから僕の吐く息は全ておかしな音に変わった

のどから流れる汗は気にせず 笑い声は上で鳴った
ため息は下で鳴った 右から左から僕が聞こえた
町の外れの田んぼの水に僕の息はあぶくを作った
汗と泥にまみれても錆びず アルトサックスは金色に光った

学校の窓を全て開けたように 昼の風はアルトサックスを
通って僕の肺に入り それからまた出て音を鳴らす
僕が自転車で走った距離に 僕の息継ぎが転がっていく
僕の声がおかしな音なら 昼の風は僕の地獄だ

今でも聞こえるアルトサックスは とっくに僕の口から抜けて
どっかの誰かかどっかの何かに プランプランと刺さっているはずなのに
僕の息は季節を越えて 遠い国の星座を抜けて
上から右から左から後ろから 追いかけるように聞こえてくるよ

追いかけるようにアルトサックスが

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ロマンチック

海に捨てられた空缶は 色んな物を見てきた
穴が開き錆がついて やっと海になれたのに
ボランティアに拾われて カップヌードルの容器と
ゴミ袋に入れられて またゴミに戻された

Oh yeah ロマンチック

人殺し少年は 色んな空を見てきた
日が昇り 日が沈み やっと空になれたのに
警察につかまって 同級生は出現
施設に入れられて また人に戻された

woo yeah ロマンチック

森に捨てられた車 色んな天気の中で
四つの季節集めて やっと森になれたのに
土地の所有者が見つけ 怒って電話して
業者に運ばれて また鉄に戻された

Oh yeah ロマンチック

古い名作の絵画 色んな暮らしを見たよ
価値のわからぬジジイの家で やっとしみになれたのに
ジジイが死んで見つかり セザンヌとさわがれて
オークションに出されて また名作に戻された

woo yeah ロマンチック

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僕の線路

鉄の線路が伸びていくよ 僕の夜空を真直ぐに
毎度おなじみの気持ちが来て 確かめるためにさわるんだ
深い山の中 僕一人 考える事は何もなく
ツルツルの手の平にまっかっかな線路の痛い赤サビがついた

熱くもなく冷たくもない線路の温度を確かめて
熱くも冷たくも無いことは天気と共に生きる事
そんな心になんて一度もなった事なかったな
僕の天気は今でも広くてキレイな学校の窓の外にある

ビショビショぞうきんのような 線路を心にはりつけて
走る僕の一両の言葉に誰も乗っていなく
言葉が走るたびに流れる 汗でも涙でもない水
その水にすかして見れば全ての星が一つの星座になった

ザラザラ線路の表面は22回目の長い冬
石油ストーブと少し冷たいズックで寝そべって
僕の汽車がこの体をめちゃくちゃにひきちぎるのを待とう
僕の歌は汽車の汽笛さ だんだんとほら近づいて来たよ

シュッポッポー シュッポッポー

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僕の青空

夏が過ぎ 高く高くなっていく青空
いつまでも入れない 札幌での季節
僕のとこにだけ秋は来ない

真っ白いチョークで街並みを汚して
真っ黒いゲロで街中を掃除する
僕のとこにだけ何もないんだ

一番高い所なら 誰もいないけど
誰もが見えてしまうものだな
僕の青空

大好きな星座が見える時間を
ひんむいた目玉でずっと待っているのに
僕のとこにだけ夜は来ない

ヘリコプターの音で目が覚めた
目覚ましがわりの操縦士を思ってみるけど
僕のとこにだけ朝は来ないよ

一番低い所なら みんないるけど
誰にも見えないものなんだな
僕の青空

一番高い所なら 誰もいないけど
誰もが見えてしまうものだな
僕の青空

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東区が恋しくて

東区が恋しくて 君はまた自転車をこいでいく
夏の日を取り戻しに 君はまた自転車をこいでいく

君の好きな夏の川に浮かぶ小さなトンボの死がいよ
どうかいつまでも「死んでいてね」と君は大きな海を思っています

子供のニオイの染みついた君の服が
つかれた顔をして今日もこの部屋に戻る
君の歌の中に誰もいないようなら
君も川に浮んで海を待てばいい

東区が恋しくて 君はまたつらそうな顔をする
夏の日が終っちゃうから 始まらないようにふとんから出てこない

君のキライなサイテーな奴らが、笑う学校のプールのニオイを
君はふとんの中でかいでる そして今日見た夢を僕に話す

君の話す夢の中に僕はいないから
安心して僕は君の肩に手を伸ばす
伸ばした僕のうではまだ白いまんまで
夏が始まってるなんて気付いてないみたい

子供のニオイの染みついた君の服が
つかれた顔をして今日もこの部屋に戻る
君の歌の中に誰もいないようなら
君も川に浮んで海を待てばいい

東区が恋しくて 君はまだ自転車をこいでます

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雨と緑

六月の雨は急に強くなり
六月の風は急にぬるくなる
六月の君は急に泣きじゃくり
六月の僕は急に座りこむ

君の顔を思い出してる僕の顔で
街へ出たってきっと誰にも気付かれないでいるよ

雨と緑色が 雨と緑色が 雨と緑色が
今日はとてもキレイだよ

六月の空は急に暗くなり
六月の道は急に黒くなる
六月の君は急にいなくなり
六月の僕は急に消えてゆく

僕の顔を思い出してる君の顔で
街へ出たってきっと誰にも気付かれないでいるさ

雨と緑色が 雨と緑色が 雨と緑色が
今日はとてもキレイだよ

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除雪車

夜中の三時に目が覚めて 僕は水を飲もうとする
裏の道では除雪車が 今日も雪をどかしている

除雪車の音はなんだか 海の音によく似てる
その海で君と出会って 僕らこうして暮らしている

君のガーガ―と いびきの音

僕は君の手をつなぎ 窓の外を想像する
小玉の切れたこの部屋は 今日も空とつづいている

星のない夜に働く人

コップの水はなくなって 僕は酒に切りかえる
僕の血の流れる音が 一番大きな音になる

君の夢まで聞こえるよう 飲み続ける

除雪車の音はなんだか 海の音によく似てる
その海で君と出会って 僕らこうして暮らしている

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ハイロウズのリストバンド

君はさけぶよロックンロールと 僕はいつものもうそうへきで
聞いてなかった も一度 たのむよ

君はさけぶよOiOiOiって 僕はぼんやりビデオを見てる
去年の夏のライジングサンのビデオ

若いバンドに若いお客さん みんな汗だく 昨日の夜に
友達とした 焼肉みたいだな

そんなこんなで退屈な僕は 画面のはじの青空を見る
お客のつけたハイロウズの

リストバンドが指してる 太陽はもうあきれ顔で
そんな太陽が射してる 僕の部屋は肉くさくなってる

宿のない矢印 家もない

そんな僕もこのリストバンド 16の時、買ってつけてた
あの矢印は今でも僕の

左胸に刺さってる 流れてくのは血じゃなくて
遠い昔 夢に見た アンモナイト泳いでる海だな

ヒリヒリしてるよ ヒリヒリ

海はどこかと泣いてる ハイロウズのリストバンド
道に迷った矢印は 今でも僕の左胸に刺さった

まんまさ

ハイロウズのリストバンド!!

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そしてトンキーは死んだ

そしてトンキーは死んだ 僕の人生の中で
そしてトンキーは死んだ 今度こそ死んだ

僕が小学校の頃の教科書に載っていた話
そしてトンキーは死んだっていう かわいそうな象の話

あれから何年かたって どっかのババアがクレームを
つけたおかげで題が変わり 今度こそ死ねた

そしてトンキーは死んだ 僕の人生の中で
そしてトンキーは死んだ 今度こそ死んだ

夏になったらそんな事 誰かが思い出すんだろう
秋になったらそんな事 誰もが忘れるんだろう
明日になったらそんな事 僕も忘れているんだろう
だけどもこれでよかったな 今度こそ死ねた

そしてトンキーは死んだ 僕の人生の中で
そしてトンキーは死んだ 今度こそ死んだ

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雪包丁

街の方からは風だけ そして僕は思い出す
同んなじようなこの道 そうだどこまでも続く

街灯のオレンジが 
僕の顔や胸その他もろもろに刺さる

いつまで降るのこの雪 僕はやまないでほしい
楽しいはずさどの道 だって冬は素敵だから

ボロボロの包丁で
この街のビルやその他もろもろを刺そう

僕のこの手袋の
フワフワで溶けた雪がずっと乾かないよ

僕のオンボロのクツにさ さっきから雪がしみる
それが僕にはうれしい だってなんかキレイだから

左手の方だけが なぜか少しあたたかいんだ
そんなものですら 君にゃまぼろしに見える

そして僕はまた一人 待ちぼうけも終わらずに
待ってる事も忘れて いつもとことこと歩く

街灯のオレンジさん
僕の顔や胸その他もろもろを刺せよ

ボロボロの包丁で
この街のビルやその他もろもろを刺せよ

いつの日にかこの道も終わる時が来るのかな
そんな時には夕日か朝焼けを用意してよ

左手の方だけが なぜか少しあたたかいんだ
そんなものですら 君にゃまぼろしに見える

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雪虫

僕の街の雪虫が 全部死んでしまったら
僕はもっと北の方へ 旅に出るとしよう
旅に出ると言っても 時間は全然いらない
遠くの空を見てるだけ 両目を開けて夢を見る

ランランラン・・・

風のうわさに聞けば 遠い北の町には
白い犬と歩く 高校生の僕がいて
毎晩月に祈ったり 悲しい歌を歌っては
うんと長く生きるためのコツをさがしているという

見つけたよ!!僕は小さな君の手を握り直して
涙は明日のためにとっておこうと思う

人生が八十年なら逃げ切ることは
ギターのFコードを押さえるよりも簡単だと思うよ

次の季節忘れた 期待はずれの雨が
止んでかかった虹を喜ぶ君の笑顔を
僕は横目で見てる でもすぐ忘れるだろう
でもすぐ思い出すだろう 雪虫死んだ秋の日に

悲しみをたどって行けば 夕焼けに続いているから
流す君の涙を僕は好きになれるよ

人生が八十年なら逃げ切ることは
自転車の手ばなしよりも簡単だと思うよ

悲しみをたどって行けば 夕焼けに続いているから
流す君の涙を僕は好きになれるよ

人生が八十年なら逃げ切ることは
おはしの持ち方よりも簡単だと思うよ

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秋空

秋の空がやっぱ僕は好きだな 夏の空は低くて手が届きそうで
恐いから僕は遠くばかり見てたんだな
君に手が届きそうで 遠くばかり見てたんだな

君の育った大きな町の小さな空をいつでも思い出せるように
いつだって僕なら いつだってかまわないから
君の事好きになったよ 君の事好きになったよ

月が見えるか そこから月が見えるか
月の上にいる僕は まったく月が見えないや
僕の事好きになったら 僕を好きだって
ちゃんと言わなくちゃだめだよ 僕の事好きになったって

風が出てきたな いつものように
君を抱きたい抱いてもいいだろ
君の黒いギターの夜空に 僕の体が全部映るまで

月のようにまんまるでまじめだな君の顔は
雲のようにふんわりとやさしいな君の声は
君の髪は君の顔は君のうでは君の服は
君の口は君のクツは君の足は・・・
まるで秋空のようだよ

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水平線

悲しみはいつも水平線に
プカプカと浮かんだ夕日みたいなものだから
沈むまで 溶けるまで砂浜に横になってさ 

僕はただ一番星だけを探しにやってきたのにね
夜空には気持ち悪いくらいに星があってさ

このまま僕達は横になっていよう 
このまま僕達はここで待っていよう

砂浜はガッコの教室だな 
僕の耳は耳をすますためだけにあるから
いつまでも 一人ぼっちなんかならないんだよな

さようなら 風の中 僕はいつまでも座り続けるよ 
君の事 好きだって言ったのにわからないのか

このまま僕達は月に会っていよう 
このまま僕達は風になっていよう

水飲み場 いつも順番待ちで 
僕達の上には終わらない風が吹いてる
その中じゃ 素敵な人間になるに決まってら

愛してる 雨の日は君のスニーカーすべりやすいから 
ゆっくりと歩いてよ 僕は空でも見てるからさ

このまま僕達は横になっていよう 
このまま僕達はここで待っていよう

このまま僕達は月に会っていよう 
このまま僕達は風になっていよう

僕はただ一番星だけを探しにやって来たのにね 
夜空には気持ち悪いくらいに星があってさ

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空知

僕の頭の中にまで届く 風が吹くのはこの町くらいで
そんな時には空の上だって 誰かがいるような気がするのさ

明日の天気はきっと晴れだな 僕の頭もなんだかサラサラ
クラゲのうすい皮を引き裂いて 不安を懐かしくした青空だから

僕の一番好きなのは五月 空知の人ならみんなそうかな
古い線路の上は今だって 何も変わらずにしゃべり続けている

僕はその風のようなおしゃべりを いつも頭の中で鳴らしては
いつも突然泣きたくなるのさ いつも突然死にたくなるのさ

だけどなんだかボーっと見てた なんだかボーっとしてた
なんだかボーっと見上げた だから大好きなんだろ

あー空知が好き!! 空知大好き!!

いつか悲しいうわさを聞いたり 不安な気持ちのままで死んでも
僕の心はいつでもこうだよ 何も心配しなくてもいいよ

空にはいつも誰かいるようで ここにはいつも誰もいないみたい
だから突然悲しくなるのさ だから突然うれしくなるのさ

そしてなんだかボーっと見てた なんだかボーっとしてた
なんだかボーっと見上げた だから大好きなんだろ

あー空知が好き!! 空知大好き!!

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選挙の日

はたちになってはじめての選挙の日 夕方に起きて君の顔を見てる
このまま僕の気も君の気も変わらずに ずっと一緒にいれたらいいのにな

永遠にずっと 永遠にずっと そういうものが僕達は好きだから

はたちになってはじめての選挙の日 昨日までの選挙カーの音も消えて
久しぶりに誰もいなくなった街の 雨の音が部屋まで聞こえてくる

永遠にずっと 永遠にずっと だから僕は雨の音が好きなんだ

明日の夜 僕は自転車に乗って 久しぶりに一人きりの歌をうたう
希望をすてた あきらめの優しさと やりきれないおんぼろギターを持って

はたちになってはじめての選挙の日 僕と君は2人で選挙をやって
僕はあきらめに君は希望に一票を入れて うちのネコは愛に一票を入れた

永遠にずっと 永遠にずっと 続かないなら死にたくなって当然だから

はたちになってはじめての選挙の日 選挙カーのかわりに雨の音がなって
投票するかわりに僕達はキスをして 当選するかわりに僕達はうたう

永遠にずっと 永遠にずっと そういうものが僕達は好きだから

明日の夜 僕は自転車に乗って  久しぶりに一人きりの歌をうたう
希望をすてた あきらめの優しさと やりきれないおんぼろギターを持って

そしてまたいつか選挙の日が来ても この歌をうたって僕は選挙には行かないだろう
その時も君といれたらいいね 君と一緒にいれたらいいのにな

ずっと一緒にいれたらいいのになぁ

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ドントタッチミー

人間だったら一度は 自殺をしてみたいと思うべきだよ
コンビナートの建ち並ぶ この街を見た時にそう思ったよ

水飲み場の虹が アスファルトに消えてしまう前に
大好きなあの子を 抱きしめるとしよう

年をとったうたうたいが若者の心を深く沈めたよ
年をとったうたうたいは そのあとにニヤっとうまく笑ったよ

自分勝手だよなあ 落ちたり上がったり大変だよな
だけどイカしてるよ ほんとそうだもんな

ドントタッチミー バイバイベイベー

空色のズボンと 風まかせでうちを飛び出してた
八月の子供は今も元気ですよ

ドントタッチミー バイバイベイベー

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SFマンボ

精神障害者は天使 ちほう老人は神様
君が優しくした分だけ 天国に近づける
天国のえらい人が 君の優しさをはかるため
精神障害者は天使 ちほう老人は神様

どこまでも行こうなんて どうしようもないね
君の事が好きで好きでたまらないから
自殺をしようなんて 悲しすぎるだけだよ
精神障害者は天使 ちほう老人は神様

精神障害者は天使 ちほう老人は神様
君が冷たくした分だけ 地獄に近づける
地獄のえらい人が 君の冷たさをはかるため
精神障害者は天使 ちほう老人は神様

どこまでも行こうなんて どうしようもないね
君の事が好きで好きでたまらないから
長生きしようなんて くだらない事言うなよ
精神障害者は天使 ちほう老人は神様

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ミツバチ

ミツバチ 働く 白い夏 僕は一人で
歩いた だけども 行きたいとこなんてなかった

学校が終わって なしくずしになった恋など
どこにも行けずに笑顔になっていくんだなぁ

そして、月ばっかり見てた僕はミカンを食べすぎたみたいに
オレンジ色に染まった心を
まるでロマンチストみたいに そっと夕日に混ぜ込んだ だから
どこにも行けずに涙も流れないってわけさ

大人は言うんだ 子供の頃に戻りたいって
僕は思うよ お前なんか死ねばいいって

だって、こんなにつらいんだよ いつも死にたくなるのさ お前は
みんな同じだと 僕に言うけれど
俺が同じわけがないだろ もしも同んなじだったら 世界は
もっと素敵で楽しくなっているはずだもの

そして、月ばっかり見てた僕はミカンを食べすぎたみたいに
オレンジ色に染まった心を
まるでロマンチストみたいに そっと夕日に混ぜ込んだ だから
どこにも行けずに涙も流れないってわけさ

だって、こんなにつらいんだよ いつも死にたくなるのさ お前は
みんな同じだと 僕に言うけれど
俺が同じわけがないだろ もしも同んなじだったら 世界は
もっと素敵で楽しくなっているはずだもの

ミツバチ 働く 白い夏 僕は一人で
歩いた 行きたいとこなんてないけど歩いたよ

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札幌ナンバーの最後

死にたくなる時は左手を胸に置き 
出来るだけ遠くの空を見つめていよう

海まで9kmの青い看板の下で
優しくなりたいね お前の言葉を聞いた

もしも今、キヨシローに愛し合ってるかと聞かれても
僕にはただヘラヘラと笑うしか出来ないだろう

あいつが死んだ時 キャメルのラクダが泣いた
その歌が遠くの戦場で雨になった

生まれ変わる時はテレビなんかないとこで
戦争が起きても気付かずに笑っていよう

もしも今、キヨシローに夢を持ってるかと聞かれても
僕にはただヘラヘラと笑うしか出来ないだろう

夜の街 雪が降り 札幌ナンバー ペシャンコ
あーキレイだなあ

もしも今、キヨシローに愛し合ってるかと聞かれても
僕にはただヘラヘラと笑うしか出来ないだろう

夜の街 雪が降り 札幌ナンバー ペシャンコ
あーキレイだなあ

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万年ほけつ

打席に立てばセカンドゴロばかりで
守りにつけばトンネルしてばかりさ
コーチに見捨てられ やめたくもなるけど
君はマネージャー 僕はまたがんばるよ

不純な動機さ 野球なんて好きじゃねぇ
やってられねぇよ 日焼けなんかしたくねぇ
野球じゃわからねぇ ドキドキする気持ちは
努力も忍耐も恋のほうがするしさぁ

夜の公園に君を呼び出して
サヨナラゲームさ 逆転勝利さ 大勝利

大好きだよと ロマンチック よりそう肩
万年ほけつの僕だって そりゃするどく切れ込むぜ
星空の下 誰もいない 二人きりさ
万年エラーの常習犯 するどく輝いて切れ込むぜ

どこまでも飛ばすよ君の部屋の窓まで
夜ふかしをしながら僕は単独スチール
明日の試合はきっとベンチで見てるよ
君のとなりさ 青空の下でさ

風が吹いたら きっと思い出す
誰も知らない 無名の名選手がいたことを

大好きだよと ロマンチック よりそう肩
万年ほけつの僕だって そりゃするどく切れ込むぜ
星空の下 誰もいない 二人きりさ
万年エラーの常習犯 するどく輝いて切れ込むぜ

サインは無視してさぁ
するどく輝いて切れ込むぜ

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地下室の外は

優しくおこられたら泣きそうになった 
そんな人は本当に久しぶりだったから
地下室の外はもう明けていて 
昨日のまんまの俺が また少し変われそう

おこられている時は自分を守ろうと思う 
その人がどれだけ俺を傷つけるかわからないから
でも今は大丈夫 きっと大丈夫 
こいつに泣かされて こいつに笑わされよう

地下室の外はまだ雨だった 
地下室の外はまだ雨だった
地下室の外は何も変わらないまま 
地下室の外は何も変わらないまま

昨日の太陽にサヨナラもせずに 
また朝になった 朝も年をとった
君のそのオンボロの壊れた車の窓に 
たくさんの雨が降れば いいのになあと思うよ

地下室の外はまだ雨だった
地下室の外はまだ雨だった
地下室の外は何も変わらないまま 
地下室の外は何も変わらないまま

優しくおこられたら泣きそうになった 
そんな人は本当に久しぶりだったから
地下室の外はもう明けていて 
昨日のまんまの俺がまた少し変われそうだよ

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夕立が降ってる

夏ももう終りだと 観覧車が手を振る
今日も もう終りだと 夕焼けに手を振り

僕ら突然の雨に 僕ら少し困ったけど
僕らすぐにあきらめて 僕らびしょぬれで笑った

夕立が降ってる なのになんて明るいんだろう
夕立が降ってる 多分明日も晴れるんだろう
夕立が降ってる 多分何も変わらないだろう
夕立が降ってる コンビニで傘でも買おう

学校も終りだと カーテンが手を振る
今日も もう終りだと 日の丸に手を振り

僕らたくさんのウソに 僕ら少しつかれたけど
僕らすぐにあきらめて 僕らびしょぬれで笑った

友達が待ってる 忘れたい事はへらないまま
友達が待ってる 忘れられない事ができたよ
友達が待ってる はずかしいまま赤い顔して
友達が待ってる 帰り道 いつも歌ってるよ

本当はこんな歌 ずっと歌いたかった
本当はこんな事 ずっと思ってたのさ

僕は突然の雨に 僕は少してれただけさ
僕はすぐにあきらめて 僕はびしょぬれで笑おう

夕立が降ってる なのになんて明るいんだろう
夕立が降ってる 多分明日も晴れるんだろう
夕立が降ってる 多分何も変わらないだろう
夕立が降ってる コンビニで傘でも買おうよ

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夏のしっぽ

タマネギ畑の風に君の髪が揺れる
自転車で田舎道 君を送って行くよ
立ち乗りの自転車は君のおしりも揺れて
僕の心も揺れる スカートの擦れたあと

トラクターのおじさんの首にまいたタオル
グルグルでおもしろい 白い雲のカタチ
赤さびの屋根の下 お母さんと一休み
タマネギを入れる箱 宝物の光りかた

夏の空で抱きしめて まだおつりがくるくらい
小さな体で走る 大きな君の心
壊れてしまいそうな 君の笑顔を見てる
僕の下の水たまり 空と同じ深さ

コカコーラの空缶と透明なガラスビン
ロマンチックなゴミが僕らを透かして見せる
思い出すのはきっとそんな小さな言葉
サイダーの王冠や捨てられたエロイ本

君の家が近づいて 夕焼けが沈む頃
冷たい風が吹いて 君が星に気が付いた
夏のしっぽが見える 君と夏のおしり
とても良く似てる 間違えてしまいそう

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たこ公園

夕方になれば 君を思い出し
夜もおそくなれば 君の夢を見た
夏のはじめの 空を見上げて
広い窓ガラスの向うから 君の電話を待ってた

足の上に乗った 君のまぼろしと
何を話したか 忘れちゃったけど
早く消えろ、早く消えろって
くり返しつぶやいてたことは 一生忘れないだろう

さようなら 幸運が 
降りてくるという八月なら もうすぐそこまで来てたのに

コンビニで買った 安い花火持って
たこのすべり台の下でキスをした
一つの人生を降りてしまったら
僕はもっと素敵になれる 本気でそう思ってた

さようなら 偶然が
風の中 僕を置き去りにして 少し優しくもなれたけど

さようなら 幸運が
降りてくるという八月なら もうすぐそこまで来てたのにね

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あのこ

お日様 今日も沈んでく
あの子のうちの方へ

今日 お日様とキスしたよ
うんと背伸びしてね

一日の終わりには
いつもあの子のことを

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イチゴさんへ

俺が歌い終わったあと あんたは言ったね
悪くはないけど長すぎるって キライじゃないけどあきちゃうって
何言ってる そんな事はどうでもいい
俺は別に歌手になりたいわけじゃない
ただあんたに助けてくれって 歌ったのさ

俺はギターが下手だから ギターはこんなに傷だらけ
だけど我慢しておくれ 俺だって痛えのさ
ギターがかわいそうだって 俺に言ったやつがいた
ねえおじさん 俺はかわいそうじゃないの?
俺あんたの顔見て歌ったんだよ

長いって言われりゃ短くします
くどいって言われりゃ直します
でも俺は助けてくれって
ただあんたに助けてくれって歌ったのさ

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僕ははだしで

僕は君の事になると うまく言葉が出てこない
僕が一番うたいたいのは絶対君の事なんだけど
うまく言葉が出てこないんだ それはどんな力持ちでも
自分の立ってる地球のことは 持ち上げられないのと同じ感じ

鏡の中に手をつっこんで自分の体をさがしたよ
鏡の中から僕は見たよ 無限に広い恐い景色を
なんとか僕は戦おうと 君に好きだよって言ったんだ
好きだよ言葉は声になって ずいぶん身近な感じがしたよ

CDを聞いて本を読んでつらさも楽しさも早送り
唯一君を好きだって事は本にものってない助かった
I LOVE YOUの笑い声 SOSの笑い声
地球のような君の上をはだしになって歩きまわってる

ラジオがうたってるよ あの頃聞いていたうたを
君の事でべちゃべちゃにぬれたうたは 僕の右目と左目を精一杯に明るくしたよ
今日はうれしいのと悲しいのが ちょうど半分ずつの素敵な日さ
こんな日は君と同じくらいになぜか 僕までキレイに見えるんだ

I LOVE YOUの笑い声 SOSの笑い声
地球のような君の上を はだしになって歩きまわってる

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よかった僕は恋をしていて

昨日までいた悲しさはすっかりどっかへ消えちゃった
昨日までいた楽しさはすっかりどっかへ消えちゃった
昨日の続きにされた今日が おこって全部すてちゃったんだって
よかった僕は恋をしていて よかった恋をしていて

ザラザラで寒い真暗な風があちこちに暗闇を書き込んでいく
ほんの少し手を伸ばすだけで 僕の手につきそうな黒い色だ
木炭で書いたザラザラの雪 木炭で書いたザラザラの冬
よかった僕は恋をしていて よかった恋をしていて

黒板の夜空に手を伸ばし おやすみなさいって書いたんだ
ちょうど君のベッドの上に明日の天気が並んでいるよ
黒板消しの君のまばたき チョークの粉の雪が降る
よかった僕は恋をしていて よかった恋をしていて

本に住んでるお兄さん 僕のあこがれのお兄さん
一足先に幸せだって 百足先に死んだって
教室は今日も満員で黒板に僕の手は届かないけど
よかった僕は恋をしていて よかった恋をしていて

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僕の頭が火事になったら

僕の頭が火事になったら
君は消防車なんて呼ばずに
ずっとだまって見ていておくれ
僕の頭が火事になったら
僕の耳から出てくる火を
ずっとだまって見ていておくれ
もし僕が苦しそうな顔をしても
ずっと見ていてくれ
僕の頭にも君が住んでいる
僕の目の前にいる君とはまた別の君だ
僕の目の前にいる君とはまた別の君だ
その君が焼け死んでいくのをずっと見ていてくれ
黒い煙がやがて消えて炎だけが僕の形になる
僕の炎が太陽よりも
キレイに赤く輝くのを待っていておくれ
僕の炎が月に黒く
焦げ目をつけるのを待っていておくれ
朝が来たら僕の焼け跡を
しっかりと目に焼きつけておくれ
僕の焼け焦げた様を忘れないでおくれ僕の焼け焦げた顔を忘れないでおくれ
僕は焼け焦げた真っ黒な僕が一番好きなのだから
僕が一番好きなのは焼け焦げた僕なんだよ!!

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