3月4日(月) 雲遊天下

先日のミックス作業の時の事をもう少し。

ミックス作業の時は、待っている時間も結構長い。
色々と意見を出し合う前に、土台となる基礎みたいなのを馬場ちゃんが作ってくれるが、その間は1曲につき30分~1時間くらい暇。
「あー、本でも持ってくれば良かったな。」と思ってたが、近所に色々置いてる本屋があるのを思い出し行ってみた。
セカンド「愛してるよ」の時も、この西荻窪UENでミックスをして、ぷらぷらしてたら見つけた本屋。(店名は忘れたが旅の本ばかりの店。)

その時もレジの所に置いてあった「雲遊天下」が今回も置いてあった。
買って、馬場ちゃんの後ろで読んでたら、色々思い出した。

この季刊誌を初めて買ったのは、高校3年生の時。
地元岩見沢から札幌まで高速バスで1時間。
時計台の2階で行われた友部正人さんのライブを見に行った時、物販コーナーに「雲遊天下」が売っていたので買ったのでした。(友部さんも寄稿していた。今もしている。)
時計台の使用許可に時間の制限があったのだろう、ライブ後、雪が舞う中、外で友部さんが直接販売していた。
俺は「雲遊天下」と持っていなかったアルバム「6月の雨の夜、チルチル ミチルは」を買った。(とても寒かったせいか、「サイン下さい。」や「サイン入れますか?」の言葉も無く「お名前は?」と並んだ客に確認無しで、どんどんサインしていく友部さんの姿を覚えています。)

今回の「雲遊天下」は2018年5月25日発行の129号。
あの時のは2000年10月1日発行の25号。

今回のを読んでると田中研二さんの「チャーリー・フロイドのように」のジャケット写真が載っていて、思い出した。
そのジャケ写真は、あの時の25号にも載っていたのですが、その後、俺が初めてのアルバムを作った時(18~19才位か?当時俺に夢中だったヌルマユの永井君が録ってくれた。)「どんなジャケにする?」と永井君に聞かれて「こういうシンプルなのがいいな。」と見せたのが「チャーリー・フロイドのように」のジャケ写真でした。

馬場ちゃんの背中を見ながら、今まで録音した沢山のアルバム達の事を思い出す。

たくさんの音源を作っては廃盤にしてここまで来たな。
上記の永井君の録音してくれた「僕の頭が火事になったら」もだいぶ昔に廃盤。
馬場ちゃんと録音した「ぴりぴりのファースト」だってあんなに苦労したのに廃盤だ。
昔ソロで作ってたアルバム「古宮MAP」も7枚目まで出したが、廃盤。
今朝、友人からメールが来ていて、昨日のラジオで奈良美智さんがレテパの「北」をかけてくれてたよ、と教えてくれた。
その音源は「LIVE AT MOTION」でこれまた廃盤になったCDだ。

協力してもらったり、迷惑かけたり、その他諸々、色んな人の感情の詰まったアルバムを独断で廃盤にしてきた。
廃盤は死よりも死だろう。いや、死じゃないな、無か。

でも、それで良い。
今ある3枚のアルバム。そんでもって今度の「ブルースマン」。
これらが俺の第一言語になった。
だから無じゃないか、でも今ある3枚、そして次作が素敵じゃないと許される行為では無いよね。廃盤。
がんばんなきゃ。

古宮大志(フルミヤヒロシ)

↓高3の時に買ったのは右。右下にアズミさんの「まんまる月」の歌詞が。
IMG_5987

↓永井君と作ったあのアルバムあたりの事も今度書きますね。
(あのアルバムはいつか再発したいかも。)
IMG_5989

↓このアルバムの中で歌になっているある人が、一昨年俺のソロライブを偶然見てくれてCD買ってくれた。
「17」を気に入って「僕を殺せるのは~」を買ってくれた。嬉しかった。
このサインの日、俺は18才と17日でした。
写真

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